僕はまだ未熟だから、自分のために生きるということができない。
今生きているのは、大切な人たちを残して死ぬわけにはいかないから。
悲しませないために、もっともっと喜んでもらうために生きて、苦しみながらも頑張っている(つもり)。
それがいいことなのか悪いことなのかはわからない。
ただ、たとえば唯一のみよりである母が亡くなって、特に愛すべき人もおらずただ自分のために働いて、飯を食べているのならそんな人生は全く必要ない。
単純に死ぬのが怖くて生き延びるかもしれないけれど、安楽死が出来たら何の迷いもなく死ぬだろう。
愛すべき人がいないということは、僕にとって世界の終わり。
シロップも解散することだし、別にラルクの新譜も聴かなくてもどうってことないし、マンガも読まないしテレビも見ない。
期待してるものなんてなにもない。
人とのコミュニケーション以外、なにも。
稚内にもヘルシンキにも、自分のためだけに行くことはない。
軽く憧れたまま、行かずに死ぬことだろう。
友人、恋人、家族、それが僕のすべてだ。